歯並び・かみ合わせが悪くなる原因 7 お口ポカーン|北九州市八幡西区の歯医者
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ブログ 2019年06月13日
おさらい
A.先天的な要因
遺伝的な要因(歯並び・かみ合わせが悪くなる原因 1 参考)
病気などに由来する要因(歯並び・かみ合わせが悪くなる原因 2 参考 )
B.後天的な要因
1.原因不明のもの
歯の数が少ない(歯並び・かみ合わせが悪くなる原因 3 参考)
永久歯の方向が悪い(歯並び・かみ合わせが悪くなる原因 3 参考)
歯の数が多い(歯並び・かみ合わせが悪くなる原因 4 参考 )
2.外傷や腫瘍によるもの(歯並び・かみ合わせが悪くなる原因 5 参考 )
3.虫歯が原因のもの(歯並び・かみ合わせが悪くなる原因 6 参考 )
今回も歯並び・かみ合わせが悪くなる要因のうち、ある程度予防ができるものについて書いていきます。
今回からは悪習慣、悪習癖についてですので、年齢にもよりますが、その習慣習癖を止めることで
歯並び・かみ合わせが治る可能性もあります。
a.お口ポカーン
専門用語で口唇閉鎖不全という状態で、普段からお口が大なり小なり開いている状態です。
このとき口呼吸をしていることも非常に多いです。
口唇閉鎖不全の場合、口の中が乾燥してしまいがちのため、舌や下唇で栓をしてしまいます。
すると、舌が上下の歯の間に入った状態が続くと上下の前歯が開いた状態(開咬)になりますし
舌を上前歯に強く押し当てる状態や下唇で栓をした状態が続くと出っ歯(上顎前突)となってしまいます。
<実際の口唇閉鎖不全の方のかみ合わせ>
これを治すには、まずはお口をしっかりと閉じ鼻で呼吸する必要があります。
もし鼻炎やアデノイドなどの病気が原因の場合は、その治療を優先します。
このときその治療と平行してできるだけ鼻呼吸へ移行するように練習されてください。
習慣的な口唇閉鎖不全はお口の周りの筋肉が緩んでしまっているので、以下のような訓練もしてください。
訓練1 ボタンプル訓練
直径2cm程度のボタンに強めの糸(デンタルフロスなど)を通します。
そのボタンを前歯と唇の間に挟んで糸を水平に引っ張ります。
このとき唇に力を入れボタンが外れないようにします。
ボタン以外にも専用の器具もありますので参考にされてください。
訓練2 スティック訓練
アイスの棒のような薄い棒を用意します。
両方の奥歯で棒を軽く噛み、棒をできるだけ奥(後方)へ動かし、その位置を持続させます。
いずれの訓練も毎日行うこと、普段からお口が開いていたら指摘をしてやることが重要となります。
悪習慣は非常に重要で色々なものがありますので、しばらく続きます。
(わかりやすく解説するため、一部に学術的に不確定な部分がありますことをご了承ください。
また、研究者のなかでも意見の分かれる部分では私が正しいと考えたほうの意見を参考にしています。)
北九州市八幡西区 しみずファミリー歯科 清水敏博