歯並び・かみ合わせが悪くなる原因 8 悪習慣(2)|北九州市八幡西区の歯医者
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ブログ 2019年07月12日
今までのまとめとして、歯並び・かみ合わせが悪くなる原因のうち「先天的な要因」から「虫歯が原因」
までについては、下記の「a.お口ポカーン」のページに目次があります。
B.後天的な要因 > 悪習慣によるもの
a.お口ポカーン(歯並び・かみ合わせが悪くなる原因 7 悪習慣(1) 参考)
今回も悪習慣、悪習癖についてのお話しです。
年齢にもよりますが、その習慣習癖を止めることで歯並び・かみ合わせが治る可能性もあります。
b.指しゃぶり(ツメかみ)
指しゃぶりやツメかみは前回のお口ポカーンとも深い関係にあり、指しゃぶりやツメかみが続くと
前回と同様に上顎前突(出っ歯)を含め下顎前突(受け口)、開咬(上下前歯がかみ合わない)
など様々な咬合異常の原因となってしまいます。
指しゃぶりは、お子さんがお母さんのお腹のなかにいるときから行っているため、それ自身は
問題ありません。
問題となるのは、いつまで指しゃぶりを行っているのかなのです。
赤ちゃんの時期は吸啜(キュウテツ)反射と呼ばれるお口の周りに来たものを無意識に吸う
習慣があります。
指しゃぶりは吸啜反射からの延長と考えられていて、指を口にくわえることにより精神的に
落ち着かせる意味合いがあり、精神的な安定や脳の発達に寄与すると考えられています。
しかし、いつまでも指しゃぶりを行っていると、その指の形に合わせ歯列が変化していってしまうのです。
では何歳までに指しゃぶりを止めるのがいいかということですが、4歳までに指しゃぶりを
止めると歯列咬合に問題は起こらないといわれています。
3歳にもなるとお子さんは親御さんの言うことを理解できますので、指しゃぶりをいつまでも
続けると良くないと教えてあげる必要があります。
この時にお子さんにプレッシャーをかけるような言い方は避けてください。
プレッシャーにより心の不安が増し、より指しゃぶりをするようになったり、ツメかみに
移行する可能性もあります。
また、本人は指しゃぶりを止めたくても習慣として口に指を持っていってしまうような場合には
指にバンソウコウを巻いてお子さん自身に気づかせる方法や、苦い味のする指しゃぶり防止
のためのマニキュアがあるので、それらを利用するのもひとつのアイデアです。
(わかりやすく解説するため、一部に学術的に不確定な部分がありますことをご了承ください。
また、研究者のなかでも意見の分かれる部分では私が正しいと考えたほうの意見を参考にしています。)
北九州市八幡西区 しみずファミリー歯科 清水敏博