歯並び・かみ合わせが悪くなる原因 5|北九州市八幡西区の歯医者
ブログ
月~金
9:00~12:00/14:00~19:00
土曜日
9:00~12:00/14:00~17:30
休診日
日曜日/祝祭日/木曜日
月~金
9:00~12:00/14:00~19:00
土曜日
9:00~12:00/14:00~17:30
休診日
日曜日/祝祭日/木曜日
ブログ 2019年02月19日
今回は歯並び・かみ合わせが悪くなる後天的な要因のうち、外傷や腫瘍によるものについて書きます。
おさらい
A.先天的な要因
遺伝的な要因(歯並び・かみ合わせが悪くなる原因 1 参考)
病気などに由来する要因(歯並び・かみ合わせが悪くなる原因 2 参考 )
B.後天的な要因
1.原因不明のもの
歯の数が少ない(歯並び・かみ合わせが悪くなる原因 3 参考)
永久歯の方向が悪い(歯並び・かみ合わせが悪くなる原因 3 参考)
歯の数が多い(歯並び・かみ合わせが悪くなる原因 4 参考 )
2.外傷や腫瘍によるもの
・外傷によるもの
顎の成長期に、上顎や下顎に強い力のかかる外傷や骨折などをした場合、顎骨の成長が著しく悪く
なってしまう場合があります。
このときは骨の成長自身が悪くて咬合がずれてしまっているので骨に対するアプローチが必要となります。
治療としては器具を使い骨自身の成長を促す方法や骨を切って延長する方法などがありますが、
いずれの方法も個人の開業医でやっている方は少なく、大学病院などの施設での処置となります。
わかった時点で大学病院などの大きな施設で、どの方法をどの時期に行うかなど綿密な相談を行うことが
重要です。
・腫瘍によるもの
腫瘍といっても色々な種類のものがあります。
骨の成長や形態に異常を引き起こすタイプの腫瘍の場合、顔の形自身が変わってしまうので
本人や親御さんが気づく場合が多いとは思います。
このときも大学病院などの施設で綿密な計画のもと治療をすすめる必要があります。
少し特殊な腫瘍として歯牙腫というのがあり、骨のなかに歯のように生まれる良性腫瘍があります。
これは、定期的な観察で見つけることが可能ですし、1本だけ永久歯の出てくるのが遅い場合などは
これが原因の場合もあるのでチェックしてもらうことが重要です。
処置は永久歯が多い場合の対処と同じ方法で対応できる場合が多いです。
また本来の腫瘍とは少し異なりますが、エナメル上皮腫や含歯性のうほうと呼ばれるものがあり
これらの病気も永久歯が正常に出てくるのを邪魔してしまいます。
これもかかりつけの歯科医院で定期的なチェックを受けられていれば見つかることがほとんどです。
処置は一般開業医でも対処できる場合と大学病院などでないと対応できない場合があります。
(わかりやすく解説するため、一部に学術的に不確定な部分がありますことをご了承ください。
また、研究者のなかでも意見の分かれる部分では私が正しいと考えたほうの意見を参考にしています。)
北九州市八幡西区 しみずファミリー歯科 清水敏博