虫歯について ー 虫歯菌編 2 ー|北九州市八幡西区の歯医者
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ブログ 2023年11月22日
元ブログ 「 お口のはなし ー虫歯についてー 虫歯菌編2 」
(内容は大きく変化していませんが元の文章は少しくだけた感じの文章になっています。
元の文章をご覧になる場合は上にある青文字をクリックしてください)
今回は、お子さんのお口に入った虫歯菌はどこに定着するかということについてお話
させていただきます。
お口の中には400種類以上の細菌がいますが、それぞれの細菌の割合はおよそ2歳半で
決まってしまい、その後は一生変わりません。
よって、2歳半の時に虫歯菌が少なければその後も虫歯になりにくいとも言えます。
様々なお口のなかの細菌のなかでも、虫歯菌は硬いもの、すなわち歯がその定着場所となり
ミュータンス菌が作るグルカンといわれるネバネバのものを足掛かりとして、乳酸菌などの
他の虫歯菌も定着していきます。
この歯の表面にあるグルカンを足掛かりにして集まってきた細菌たちが作った、細菌たちが
共同生活を行う集落がプラークすなわち歯垢といわれるものです。
このプラークは、なかなか歯からとれにくく、唾液の中にある殺菌的な作用にも抵抗が強く、
細菌にとってはとても住みやすい環境となっています。
逆にいうと、このプラークを除去することが虫歯菌を定着させないことに繋がるともいえます。
特に奥歯などは、嚙み合わせに複雑なくぼみがあるためプラークが取れづらく、歯が出てきて
いる途中などは歯茎に覆われている部分があるため十分な歯磨きが困難となってしまいます。
子供の奥歯が出てくるのが1歳半前後のため、この時期に歯科医院にて、適切な歯磨き指導を
含め、必要に応じた予防的な処置を講じることが、将来的な虫歯を減らすことにつながります。
この時期に歯科医院で行う虫歯予防につながる指導や処置としては、歯磨き指導や間食指導、
フッ素塗布や予防的な歯の溝の封鎖などがありますが、それぞれのお子さんに合わせた指導や
処置が必要になります。
次回はフッ素についてもう少し掘り下げさせていただきます。
(わかりやすく解説するため、一部に学術的に不正確な部分がありますことをご了承ください。)
北九州市八幡西区 しみずファミリー歯科 清水 敏博