歯列咬合について 7-2|北九州市八幡西区の歯医者

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歯列咬合について 7-2

ブログ 2024年12月24日

異常嚥下癖・舌突出癖についての説明は「歯列咬合について 7-1」に載っています。

 

 

<改善法> たくさんありますがそれだけ重要なことと思ってください

 

 

舌の力が弱い場合はまず舌の筋肉トレーニングが必要となってきます。

 

舌の筋肉が十分に鍛えられたのちに、正しい舌の位置を覚え、次に正しい嚥下の方法

習得する必要があります。

 

 

 

・舌の緊張弛緩(ファットタング・スキニータング)

 

舌を少し前に出したままの状態で「力を抜いて舌を平らにする」「力を入れて舌の横幅を

狭めるを5-10回くらい繰り返します。

 

横幅を狭めるときは舌が上へ反れないようにしてください。

慣れてきたら横幅を狭めるとき思いっきり舌を出すようにしてください。

 

 

 

・舌を前方へやる(ティップアンドスティック)

 

アイスの棒のような平らな棒顔と平行になるように持ち、舌の先端部に力を入れて3秒くらい

舌で棒を押します。これを10回くらいくりかえします。

 

この時も舌が上へ反れないように注意してください。

 

 

 

・ペロペロ訓練(リップトレーサー)

 

少しお口開けた状態のまま、舌の先だけで上唇の端をなぞるようにしながら左右に動かします。

この時、舌が上唇から離れないようにすることが重要で、最初は10秒くらいかけて右から左

左からへと動かしてください。

 

慣れてきたら少しづつスピードを速くしてみてください。

このときも上唇から舌が離れないように注意してください。

 

 

 

・安静時の舌の位置の確認(スポットポジション)

 

お口を少し開けた状態で、上前歯の裏から5-10mmノド側の口蓋(スポット)に舌の先端を5秒

つけておきます。これを5-10回繰り返します。

 

この時も舌が丸まったり反れたりしないように注意してください。

 

最初は位置がわかりづらいので棒や割りばしの先スポットに置き位置を確認してください。

慣れてきたら少し口を開ける量を増やすようにしてください。

 

 

 

・上あごべったり(ガムトレーニング)

 

噛んで柔らかくしたガムを使います。ガムを口蓋の前方薄く広く均等に広げるように

舌の上側舌背)を口蓋へ押し付けることをしてください。

 

この時、必ず舌の先は使わずに舌全体に力を入れ、舌背で押し付けるようにしてください。

 

 

 

・ポンの音舌打ち(ポッピング)

 

上にあるガムトレーニングで行った、「口蓋へ舌をべったり押し付けた状態」をガムなしで

作ったのち、少しお口を開け気味にして舌小帯を伸ばします。

この時、舌が口蓋全体を覆うことで唇側とノド側の空間が分離している必要があります。

 

この状態からノド側の空気を抜きながら舌を口蓋から離すポンカッみたいな音がします。

 

ノド側の空気を抜くのがが難しい場合は、親御さんが手本を見せたのち、舌を口蓋から

勢いよく離すことを意識すると音がなると思います。

音が鳴りだしたらそれを練習することで、だんだんと空気を抜くことを覚えると思います。

 

 

 

・安静時の舌の位置の習慣(ポスチャー)

 

太目のストロービニールチューブを左右の唇から少しはみ出るくらいにして口に入れ

左右4番目の歯で噛みます。

 

このストローやチューブの上に舌を置き舌の先はスポットに触れたまま唇を閉じます。

この状態を5分以上維持してください。

舌がストローやチューブの下にもぐったりしないように注意してください。

 

慣れてくると長時間この状態を維持するようにしてください。

 

 

 

 

まだほかにも訓練はありますが、ポスチャーの状態で唾を飲み込むことで自然に正しい嚥下の

方法が習得されやすいので、ここまでは必ず訓練する必要があります。

 

 

 

かなり難しい訓練もありますので、ある程度の年令になってからの訓練になることと思います。

 

 

 

 

わかりやすく説明するために一部学術的に不正確な部分があることをご了承ください

 

北九州市八幡西区   しみずファミリー歯科  清水 敏博

 

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