コロナと歯科について あれこれ|北九州市八幡西区の歯医者
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ブログ 2022年10月21日
新型コロナ(COVID-19)による自粛生活がながく続いていますが
その影響は歯科治療や歯科疾患にもおよんでいます。
今回はワクチンの影響および歯茎や粘膜の病気(粘膜疾患)について
お話させていただきます。
・コロナワクチンと歯科治療について
コロナワクチンを接種の前1週間、接種後は3日は外科的処置は控えるよう
口腔外科学会より発表がありました(2021年6月)。
通常の歯科治療はワクチンの接種に関係なく行えますが、接種当日の抗生剤や
鎮痛剤(痛み止め)の服用の制限などがあります。
受付に「ワクチンを受けた方、受ける方は受付にお伝えください」のお知らせの
ある歯科医院も多いとは思いますが、お知らせがない場合でも自発的にお伝え
したほうがいいと思います。
・お口を中心とした粘膜や皮膚の病気について
近頃、口内炎を引き起こす患者さんが以前に比べかなり増えている感じがします。
一般に口内炎と言っている病気が、実は他の粘膜の病気の可能性もあるので、
ここではいくつかの歯茎や粘膜の病気について説明します。
1.アフタ性口内炎
ストレスや免疫力の低下、ビタミン不足などが原因でできる口内炎です。
赤く縁どられた2-10mm程度の口内炎で1-2週間ほどで治癒します。
2.カタル性口内炎
頬の粘膜を噛んでしまったり、火傷をしたり歯ブラシで傷つけてしまったときに
できる口内炎です。
上のアフタ性口内炎とともによく見られる口内炎です。
3.ヘルペス性口内炎(ヘルペス性口唇炎)
ほとんどの方が潜在的に持っている単純ヘルペスというウイルスが、免疫力の
低下などにより表にあらわれて生じる口内炎です。
多くの場合が自然に治りますが、時々重症化して入院する場合もあります。
ここまではよくある口内炎でヘルペス性口内炎が少し厄介な場合もある程度です。
4.帯状疱疹
胸やお腹にできる帯状疱疹ですが顔の領域にもできることがあります。
広範囲に口内炎ができたり、お顔に水泡(水ぶくれ)ができた場合はこの病気の
可能性があります。
5.手足口病
夏場にあらわれやすい病気で、その名のとおり手や足や口に水泡(水ぶくれ)が
できます。
主に子供さんがかかりますが、大人かたでもかかる可能性はあります。
他にもいくつかの口内炎症状を起こす病気がありますが主なものを書きました。
口内炎が増えているのは自粛生活が長引いてしまってストレスがたまっていることが
原因なのかな、と勝手に考えていたりしています。
なかには帯状疱疹などのように重篤なものもありますので、たかが口内炎と考えず
かかりつけの歯科医院に見てもらえると幸いです。
北九州市八幡西区 しみずファミリー歯科 清水 敏博