虫歯予防について -入学前後の時期1ー|北九州市八幡西区の歯医者
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ブログ 2017年07月11日
今回も「虫歯予防について 入学前後の時期編」について書いていきたいと思います。
ここでいう入学前後の時期とは5歳くらいから7歳くらいのお子さんがメインとなります。
今回は最初に出てくる大人の奥歯(6歳臼歯)についてお話します。
・毎日寝る前にお子さんを仰向けにして仕上げ磨きをやりましょう。
この時期は、乳歯の奥にある歯茎を破りながら大人の歯(6歳臼歯)が出てくる時期です。
この歯は、かみ合わせの要になる歯でかみ合わせの面積も広く、溝も深くなっています。
お子さん自身は歯が出てきたことを自覚しない場合や、自覚していても自分では磨けない場合が多いです。
親御さんが、お子さんを仰向けにして仕上げ磨きを行うことで、早めに見つけることができます。
起きた状態だと光がお口の奥まで届かないので仰向けにして光が届きやすいようにしましょう。
・適切な歯ブラシを使って仕上げ磨きを行いましょう。
6歳臼歯は歯茎を破りながら出てくるので、出始めてから完全に出てくるまでに1年ほどかかります。
すなわち、1年ほどの期間は歯の一部が歯茎に覆われていることになるのです。
歯茎に覆われている歯を磨くときに、普通の歯ブラシで磨こうとしても、うまく磨けなかったり
無理に磨いて歯茎を傷つける可能性もあります。
こういう場合には「ワンタフトブラシ」という、円柱状に植毛され毛先が尖ったブラシがありますので、
そういうブラシで磨くと歯茎に覆われている部分まで磨くことができます。
適切な道具を適切に使うことにより、歯磨きの効果は上がりますので是非お使いください。
<ワンタフトブラシの一例>
・虫歯になりやすい部位を知っておく。
虫歯にはなりやすい部位、注意するべき部位というのがあります。
下の6歳臼歯の場合は噛み合わせとほっぺた側の溝が虫歯になりやすい部位になります。
上の6歳臼歯の場合は噛み合わせとベロ側の溝が虫歯になりやすい部位になります。
このうち、かみ合わせには上下ともに、大きなくぼみが前後2つあります。
このことを頭に入れて磨くことで磨き残しを減らすことができます。
また、下の6歳臼歯のほっぺた側の溝は、人によってはすごく深い場合があります。
ここも溝に沿ってブラシを使うようにされてください。
<ほっぺた側の溝とそこにできた虫歯>
(わかりやすく解説するため、一部に学術的に不確定な部分がありますことをご了承ください。
また、研究者のなかでも意見の分かれる部分では私が正しいと考えたほうの意見を参考にしています。)
北九州市八幡西区 しみずファミリー歯科 清水敏博