口腔機能発達不全症 異常嚥下癖 2|北九州市八幡西区の歯医者
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ブログ 2026年09月06日
異常嚥下癖の原因については前ページで書いていますが、鼻の疾患や舌や上あごに病気や疾患が
ある場合はその治療が優先されます。
また、異常嚥下は口唇閉鎖不全が同時に起こることも多いので、その場合は口唇閉鎖不全の
訓練も一緒にやる必要性があります。
・スポット訓練
上前歯の裏側(ノド側)にあるスポットというところに舌の先を置いておく訓練です。
上あごの前歯ギリギリにある膨らみ(切歯乳頭)の少しノド側を目印にしてください。
この訓練は常日頃から舌の先を意識的にこのスポットに置いておく訓練です。
・スポットに置いたままでの舌の挙上訓練
先ほどのスポットに舌の先端をおいたまま口を大きく開き5秒ほどその状態を維持します。
この時、舌が丸まらないでまっすぐになるように注意してください。
舌の下にあるスジ(舌小帯)が短くてこの訓練ができない場合は治療を考えてください。
・安静時の舌の位置の習慣訓練(ポスチャー)
太目のストローやビニールチューブを左右の唇から少しはみ出るくらいにして口に入れ
左右4番目の歯で噛みます。
このストローやチューブの上に舌を置き、舌の先はスポットに触れたまま唇を閉じます。
この状態を5分以上維持してください。
・舌を前方へやる訓練(ティップアンドスティック)
アイスの棒のような平らな棒を顔と平行になるように持ち、舌を唇より出して舌の先端部に
棒を付けてから舌に力を入れて3秒くらい棒を押します。これを10回くらいくりかえします。
この時、舌が上へ反れたり丸まったりしないように注意してください。
・舌の緊張弛緩訓練(ファットタン、スキニータン)
舌をまっすぐに唇より少し前に出し、そのままの状態から力を抜いて舌を平らにする、次に
舌に力を入れて舌の横幅を狭める。この動作を5-10回くらい繰り返します。
横幅を狭めるときは舌が上へ反れないようにしてください。
・ペロペロ訓練(リップトレーサー)
少し口を開け舌の先だけで上唇の端をなぞるようにしながら左右に動かします。
この時、舌が上唇から離れないようにすることが重要で、最初は10秒くらいかけて右から左、
左から右へと動かしてください。
慣れてきたら少しづつスピードを速くしてみてください。
・上あごべったり訓練(ガムトレーニング)
噛んで柔らかくしたガムを使います。舌の上側(舌背)を上あごへ押し付けてガムを上あごの
前方部に薄く広く均等に広げるようにしてください。
必ず舌の先は使わずに舌全体に力を入れ舌背を上あごに押し付けるようにしてください。
・ポンの音舌打ち訓練(ポッピング)
ガムトレーニングが上手にできるようになって行います。
上あごへ舌をべったり押し付けた状態を作ったのち少し口を開けます。
この状態からノド側の空気を抜きながら舌を口蓋から離すとポンやカッみたいな音がします。
ノド側の空気を抜くのがが難しい場合は、親御さんが手本を見せたのち、舌を口蓋から
勢いよく離すことを意識すると音がなると思います。
以上、ご家庭でも取り組みやすいトレーニングをいくつか挙げています。
異常嚥下癖のあるお子さんをお持ちの方は是非実践されてください。
北九州市八幡西区 しみずファミリー歯科 清水 敏博