お口の健康と全身の健康との関係|北九州市八幡西区の歯医者
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ブログ 2025年05月25日
6月4日から10日まで「歯と口の健康週間」となっています。
以前は「虫歯予防週間」と呼ばれていたものが名称を変えて、虫歯だけでなく
お口全体の健康を考えていきましょう、という意味で歯とお口の健康週間となりました。
それにちなんで、今回はお口の健康と全身との関連についてお話させていただきます。
<歯周病と全身的な疾患>
歯周病との関連がいわれている全身的な病気としては、糖尿病、狭心症や心筋梗塞、
脳卒中、近年は認知症との関連がいわれています。
また女性の場合は、歯周病と低体重児早期出産と関連していることもわかっており
歯周病の治療により早期出産のリスクを減らすことができます。
<お口の環境と大きな手術>
大きな手術をする前に口腔内の環境を整えると術後の合併症を抑えられるということ、
全身麻酔の際に挿管(お口に管を通すこと)をしたときに歯が揺れると危険ですし
お口の環境が悪いとお口の細菌が気管に入り誤嚥性肺炎の危険性が高まります。
また、人工関節や心臓の手術の際はお口に細菌が多い状態では、それらの細菌が
血管を伝わることで手術部位が炎症を起こすことがあります。
<ガン治療とお口の環境>
ガン治療では唾液が減少したり、お口の粘膜が弱くなってしまうことがあります。
放射線療法や抗がん剤治療など治療によってもお口の症状は様々です。
それぞれの症状に対し、適切な対処をすることで不快症状を減らすことができます。
<骨粗しょう症とお口の環境>
骨粗しょう症のお薬のなかにはアゴ骨に影響の出やすいお薬があります。
入れ歯がきちんと合っていなかったり歯周病があったりすると、その部位の骨が
悪くなり顎骨壊死という状態になることがあります。
<認知症と噛めること>
歯が少なかったり、入れ歯を使ってなかったり、虫歯が多く噛めなくなったりすると
認知症になる可能性が高くなるとの研究報告があります。
噛むことで筋肉が刺激され神経や血管ポンプが働くこととの関連がいわれています。
ざっと挙げただけでも「お口と全身」が結構関連しているのがおわかりいただけると
思います。
さあ!レッツ ブラッシング!
そして不安があれば 歯科医院へゴー!
北九州市八幡西区 しみずファミリー歯科 清水 敏博