歯列咬合について 1|北九州市八幡西区の歯医者
歯とお口
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歯とお口 2024年04月21日
歯列咬合の不整の原因には、前項で書いたように先天的な要因と後天的な要因があります。
A. 先天的な要因
先天的な要因としては、遺伝的な要因と病気などに由来する要因があります。
1.遺伝的な要因
歯列咬合に関する遺伝的な要因では「ハプスブルグ家」が有名です。
ハプスブルグ家は中世ヨーロッパの名門王家の一族で、高貴な一族のゆえに多数の肖像画が
残されています。
そして、その肖像画のほとんどが下顎前突、いわゆる受け口で描かれています。
すなわち、親の遺伝子を受け継ぐ子供にも親と似た特性、顎骨の形態になる可能性が高い
ということが言えます。
また、顎骨が極端に狭い場合や歯の大きさが極端に大きい場合などは、顎骨と歯との調和が
とれず、叢生(乱ぐい歯)となってしまうこともあります。
2.病気などに由来する要因
歯列咬合の不整を引き起こしやすい先天性の病気はいくつかあります。
歯列咬合の不整を起こしやすい遺伝子の病気としては、トリチャーコリンズ症候群、
マルファン症候群、ダウン症候群などがあります。
胎児期の発達や発育などに異常が生じてしまい、歯列咬合不整を引き起こすものとして
ピエールロバン症候群や口蓋裂などがあります。
これら先天的な病気の場合、幼児期には判明することが多いため、ある程度早期に歯科への
受診をすすめられることが多いです。
先天的な要因は自然に治ることは困難な場合が多いため、明らかな影響が出てきた場合は
早めに歯科にて相談するほうがいいでしょう。
わかりやすく説明するため一部学術的に不正確な部分があることをご了承ください。
北九州市八幡西区 しみずファミリー歯科 清水 敏博