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虫歯予防について  -入学前後の時期 歯並び編2ー

ブログ 2017年08月22日

前回に続き「虫歯予防について 歯並び編」について書いていきたいと思います。

 

 

・6歳臼歯が出てくるのに問題がないか歯科医院でチェックをしてください。

 

6歳臼歯は、噛み合わせの面積がすごく大きい歯で、かみ合わせの要となる歯です。

この歯がうまく出てきてくれないと、水平的にも垂直的にも噛み合わせがずれてしまうことは

ご理解していただけると思います。

 

稀なことではありますが、この6歳臼歯が手前の子供の歯とぶつかってしまい出てこなかったり、

不十分な出てきかたしかできなかったりすることがあります。

また場合によっては、ぶつかっていた子供の歯が予定よりかなり早く抜けてしまい、6歳臼歯が

所定の位置より手前に移動してしまうこともあります。

 

このような場合には、ぶつかっている子供の歯を削ってやったり抜いたりして、とにかく6歳臼歯を

出てこれる状態にしてやらないといけません。

またこの時点で、矯正的なことを考える必要があるかもしれません。

 

最初の1歩である6歳臼歯の位置が間違ってしまうと、その後の生え変わりで自然に治ってくる可能性は

非常に低くなってしまいます。

また、修正が不可能だとしても、より大きくずれてしまうことを防ぐことであまり問題ないレベルの歯並び

おさえられたり、矯正を行う際に治療を簡単化することもできます。

 

<例1>

        

左図は、右下にある6歳臼歯が子供の歯にぶつかり、子供の歯の根が溶けています。

右図は、子供の歯を抜いて6歳臼歯が寄ってこないように装置を入れたところです。

 

<例2>

         

左図は、右上の端にある6歳臼歯が大きく子供の歯にぶつかって根が溶けている状態です。

右図は、子供の歯ぶつかっている部分を削って6歳臼歯を出したところです。

 

<例3>

       

左図は、6歳臼歯がわずかに子供の歯とぶつかっています。

右図は、経過観察を行い、何もしなくても自然に出てきたところです。ただし子供の歯の根は少し溶けました。

 

代表的な例を出しましたが、(何もしないで経過観察を含めた)どのような治療法を選択するか

ぶつかりの程度子供の歯の根の溶けかたかみ合わせの歯の出具合などを総合的に考えて行います。

 

個人個人で処置は異なりますので、もしぶつかっていた場合は、歯科の主治医の先生とよく相談をされてください。

 

 

 

(わかりやすく解説するため、一部に学術的に不確定な部分がありますことをご了承ください。
また、研究者のなかでも意見の分かれる部分では私が正しいと考えたほうの意見を参考にしています。)

北九州市八幡西区 しみずファミリー歯科 清水敏博

 

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