お口のおはなし  -虫歯について- フッ素編|北九州市八幡西区の歯医者

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お口のおはなし  -虫歯について- フッ素編

ブログ 2016年11月08日

パソコンが壊れてしまい新しいパソコンを買ったのですが・・・調子が悪いです・・・
と、いうことでブログの更新が遅れてしまいました。
今回のテーマは「フッ素」についてです。

 

 

<注意書き>
様々な意見に対し賛否両論があることはよくあることですが、「フッ素は絶対に悪」

という方々がいらっしゃいます。
私としては「その方々の考え方」であり、その方々にフッ素を押し付けようとは思いません。
よって、フッ素は絶対的に悪であるという考えの方はこの章は飛ばしてください

 

 

 
では、まず「フッ素」というものについてお話させていただきます。

 

フッ素は「ハロゲン元素」という元素の仲間で同じ仲間に塩素などがあります。通常は単体では

存在はしません。
フッ素の含まれた化合物を「フッ化物」といいますが、私たち歯科医が「フッ素」というと

この「フッ化物」のことを指しています。

 

この「フッ化物」ですが、身の回りのものとしてはお茶お肉お魚などにも入っています。

そして飲み水にも入っているのです。

 

外国では、フランス、ドイツなどは食塩(塩化ナトリウム)の中にフッ素(フッ化ナトリウム)

混ぜたり、アメリカでは水道水のフッ素濃度を上げたり、フッ化物のサプリ(?)も売っています。

 

 

フッ素(以下、フッ化物の意味で使います)が虫歯を抑制するということは約100年前に

発見され現在に至ります。
フッ素の効果としては、以下3つの効果が言われています。

 

 

1.歯の表面部分を酸に対して強くする(溶けにくくする)
フッ素が歯の表面に作用することにより、歯の表面は二次的に酸に強い溶けにくい結晶である

フルオロアパタイトいう物質に変化します。特に出てきたばかりの歯はその結晶が不規則で

不純物が多いため表面にフッ素が作用しやすく有効な方法です。

 

 

2.初期虫歯になった歯を元に戻りやすくする
初期虫歯とは「歯の表面部分のカルシウムが抜けてしまう状態」のことで、お口が酸に

さらされていない通常状態では「だ液の中のカルシウムが歯の表面に取り込まれ」元の状態に

戻ります。フッ素が歯の表面に蓄積されることでカルシウムの取り込みが行われやすくなります。

 

 

3.虫歯菌の活動を抑える
虫歯菌は栄養(糖)を取り込み、それを分解することによって活動エネルギーと酸を作ります。

フッ素は、虫歯菌に対し糖を分解する過程に使われる酵素に働きかけ分解しにくくします。

その結果、酸が作られにくくなると同時に、虫歯菌の活動が抑えられることになります。

 

 

フッ素ってすごく良さそうでしょ。しかし、安全に使用できる量の範囲が狭いのです。
例えばショウユでさえも一度に大量に飲んでしまえば、体調を崩したり場合によっては

命を落とす危険もあります。
フッ素も同じで、これ以上使うとマイナス面が出てきてしまう、という量があり、逆に、

これ以下の量を使っても虫歯の抑制効果がないよ、という量もあるのです。

 

 

年齢歯の質歯並びなど個人個人で虫歯のなりやすさが異なるので、上手にフッ素と

付き合うことが重要と考えています。

大人の歯が出てきている小中学生の間は積極的にフッ素の使用を行いますし、虫歯のリスクの

高い方にはフッ素のうがい泡歯磨きをすすめさせてもらう場合もあります。

 

できるだけ少ない危険性(リスク)で最大の効果(ベネフィット)を得られる方法は個人個人で

異なるため、それに応じたフッ素の利用が重要と思います。

 

最後に、
フッ素は虫歯に対する万能の盾ではありません。フッ素は「虫歯になる可能性を減らす様々な

取り組み」の1つに過ぎないということを覚えておいてください。

 

 

 

 

次回は、私の趣味のお話で映画のお話をさせていただきます。
お口のおはなしは、次回は(私は1番重要と考えている)「食物」について書きたいと思います。

 

(わかりやすく解説するため、一部に学術的に不確定な部分がありますことをご了承ください。
また、研究者のなかでも意見の分かれる部分では私が正しいと考えたほうの意見を参考にしています。)

北九州市八幡西区 しみずファミリー歯科 清水敏博

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