虫歯予防について  -乳幼児期編ー|北九州市八幡西区の歯医者

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虫歯予防について  -乳幼児期編ー

ブログ 2017年03月13日

今回からは新章突入ということで、「虫歯予防について」書いていきたいと思います。
最初の今回は乳幼児期の虫歯予防です。

 
乳児期の虫歯予防
ここでいう乳児期とは1歳くらいまでのお子さんについてのお話です。
「まだあまり歯が生えていないのに?」と考えられるかもしれませんが、ここでも重要なことがあります。

 

 

・哺乳瓶を使うときは、その乳首部分に注意しましょう。

 

 

近頃は全体的な形や、穴のカットの仕方が様々なものが販売されています。それぞれ特徴がありますが、
ストローの様にチューチュー吸う動作だけでも中の乳がでるようなタイプは、お子さんの筋肉が弱い、や
飲み込みが悪い、など特別な理由がない限りは、大きな利点はありません。
ベロと上アゴ(専門用語で口蓋といいます)で乳首部分を押さえつけることで、中の人工乳がでるタイプを
お勧めします。
というのが、この運動により、お口の周りの筋肉やアゴの発達の促進となり、正しい食物の飲み込みの運動が
形成されるのです。
この正しい発達や飲み込み運動ができないと、将来、歯並びに大きな影響を与える可能性があり、その結果
虫歯の危険性が増えてしまうのです。

 

 

 

 

・卒乳、断乳の時期よりその与え方に注意しましょう。

 

 

一般的には断乳(卒乳)の時期は1歳から1歳半といわれています。また歯科医師のなかには1歳半
を過ぎて断乳をできなかったら、前歯の虫歯になってしまうという方もいます。
本当でしょうか?
欧米諸国では3歳くらいまでお乳を飲むこともあるくらいに断乳が遅いのです。しかし、虫歯の発生は
日本より少ないという報告があります。
では、何が違うのでしょう。
これはある先生の仮説(出典は失念しました)ではありますが、欧米では寝室がお子さんと別のことが多く、
夜はお子さんと別に寝ていることが関係しているという仮説です。
すなわち、夜、寝ながらの授乳、もっと言うと、授乳しながら寝てしまう、これが問題だという説です。
断乳、卒乳についてはお子さんの精神的安定にも関与しますので、歯科医師の私からは「この時期がいい」
ということより、「年齢が高くなってきた場合は、寝ながらの授乳はやめる」ことのほうが重要と考えます。

 

 

次回も乳幼児期についてです。

 

 

(わかりやすく解説するため、一部に学術的に不確定な部分がありますことをご了承ください。
また、研究者のなかでも意見の分かれる部分では私が正しいと考えたほうの意見を参考にしています。)

 

 

北九州市八幡西区 しみずファミリー歯科 清水敏博

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